定年して住宅ローンの支払いが苦しいけれども、滞納したらどうなるのだろうかと考えるだけで不安になるでしょう。
ローンを滞納すると督促状が届き、さらに放置し続けると、最終的には競売にかけられ自宅を追い出されるので、早めに対処することが必要です。
今回は、定年後に住宅ローンが払えないとどうなるのか、滞納理由や対処法についても解説します。
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この記事の執筆者
センチュリー21際 ブログ担当
【 資格：宅地建物取引主任者、木造ハウジングコーディネーター、ファイナンシャル・プランニング技能士】得意な物件は売買物件。
全般センチュリー21際では、和歌山市を中心に不動産売買・設計・リフォームなど土地・建物に関することを総合的に行っております。「顧客第一・地域密着」をモットーにお客様に満足していただけるよう、不動産売却・購入をサポートさせていただきます。
定年後に住宅ローンが払えない理由とは？
住宅ローンが定年後に払えない理由として、まず退職金が想定より少ないケースがあります。
ローンを組む時は、退職金で繰り上げ返済すれば、家計を圧迫せずに暮らせると思っていたかもしれません。
しかし、退職金が少なく貯金を切り崩しながら生活すると、年月を重ねるごとに返済が厳しくなる可能性があります。
また、年金をもらうまで再就職すれば問題ないと考えても収入は少ない可能性があるため、現役時代と同じ返済を続けられないのも一般的な理由です。
そして、がんなど保険適用外の予期せぬ医療費でローンを支払えず、破産してしまうケースもあります。
やはり、定年時までのローン完済や突然の出費にも対応できるほどの貯蓄をしておくのが理想でしょう。
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定年後に滞納した住宅ローンはどうなる？
住宅ローンを滞納すると督促状が届き、放置し続けると最終的には競売にかけられ、自宅から強制退去させられます。
また、返済期限の翌日から遅延損害金も発生し、返済額が増え続けるので注意が必要です。
最初は金融機関から電話やメールで連絡がきますが、無視すると督促状が自宅に届き、対応しないと一括返済が求められるでしょう。
一括返済ができなければ、保証会社による代位弁済がおこなわれ、返済先が金融機関から保証会社へ変わります。
さらに滞納した場合、保証会社が裁判所へ競売を申し立て、承認されると競売開始の通知が届き、売却されると退去せざるを得ません。
万が一、売却価格が低いとローンが完済できないため、残債の一括返済を求められます。
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定年後に住宅ローンが返済できない際の対処法
住宅ローンの支払いが定年後に難しいと思ったタイミングで、まだ滞納がなく売却価格が残債を上回る状態ならば、一般的な方法で売却が可能です。
ただし買い替えすると、新たなローンやダブルローンが必要になるので注意しましょう。
すでに滞納していたり、ローンの残債が売却価格より多かったりする場合には、任意売却がおすすめです。
任意売却は債権者に合意を得ておこない、交渉次第で退去日や引っ越し代など債務者の意向が反映できます。
また一定期間、売却活動が行えるため競売よりは高く売却できる可能性もあるでしょう。
もし、新しい住居がない場合には、リースバックする対処法があり、売却後に賃貸借契約を結ぶため、住み続けられます。
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まとめ
定年後に住宅ローンが支払えない理由は、退職金や再就職の収入が少ないこと、予期せぬ医療費などの出費が一般的です。
督促状が届いた以降も滞納し続けると、最終的に自宅は競売にかけられ退去せざるを得ません。
すでに滞納している場合、任意売却やリースバックなどなるべく早めに対処するのが重要です。
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