和歌山市へのお引越しをご検討中の方は、周辺にある文化行事についても関心があるのではないでしょうか。
とくに、地域に根差した歴史ある祭礼は、暮らしに彩りを添えてくれる大切な存在です。
そこで今回は、和歌山市にある「和歌祭」について、その概要と見どころをご紹介いたします。
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「和歌祭」の概要について
和歌祭は、紀州東照宮で毎年5月に開催される祭礼で、別名を紀州の国祭や天下祭、権現祭とも呼ばれる由緒ある行事です。
その始まりは元和8年(1622年)に遡り、紀州東照宮の例祭として、江戸時代から400年以上の歴史を持ちます。
祭りの舞台となる紀州東照宮は、初代藩主により創建された神社で、安土桃山様式の豪華な社殿が特徴です。
江戸時代には、日本三大祭に数えられるほどの規模を誇り、陸海一体となった豪華な行列が地域全体を盛り上げていました。
また、当初の祭りは、紀州徳川家を中心とした「株」という独立した芸技団体により構成されており、各芸が家臣により代々継承されていました。
現代では海上での御関船は廃止されたものの、地元住民の支援により伝統行列は形を変えながら継続されています。
渡御行列の復興や伝統芸技の継承には、地元経済界や若年層の積極的な関わりが見られ、文化意識の高さを示しています。
なお、2025年の開催は5月11日で、神輿おろしは11時から、渡御行列は12時から始まり、午後4時までの間に和歌祭の魅力が展開されます。
●所在地:和歌山県和歌山市和歌浦西2-1-20
●アクセス:和歌山バス「権現前」停留所より徒歩約1分
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「和歌祭」の見どころについて
和歌祭の見どころは「神輿おろし」と「渡御行列」であり、古式に則った伝統芸能の数々が披露される点に注目が集まります。
神輿おろしは108段の石段を白装束の担ぎ手が1トンの神輿を担いで下る、歴史と迫力が融合した神事として観客を魅了します。
渡御行列は和歌浦周辺を約4kmにわたって練り歩き、太鼓や雑賀踊、薙刀振、舞姫など約40種もの芸技が展開されるのが特徴です。
また、行列は「行列奉行」や神紋を掲げた「神旗」を先頭に、江戸時代の風情を色濃く残す構成で進行します。
「腰元」「伶人」「巫女・童子」など、歴史的背景に基づいた衣装や配役が並び、観る者に物語性を感じさせます。
さらに、御幣や賽銭箱、太鼓といった伝統要素に加え、女子神輿や子供神輿など新たな参加も加わり、多世代が楽しめる構成となっているのも魅力です。
相撲奉納や連尺・子供連尺、餅搗踊といった郷土芸能も行列に彩りを添え、観客に祭りの歴史と文化を伝えます。
このように、雑賀踊や薙刀振などは保存会により継承されており、地域文化の維持と活性化を象徴する存在として注目されています。
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まとめ
和歌祭は、紀州東照宮の例祭として400年以上の歴史を持つ、地域文化の象徴的存在です。
神輿おろしや渡御行列では、伝統芸能や歴史的装束による華やかな演出が和歌浦の街を彩ります。
和歌山市へのお引越しをご検討中の方は、ぜひ和歌祭の文化と賑わいに触れてみてはいかがでしょうか。
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