不動産の売却をするときに、購入希望者から購入申込書が届いたからといって安心してはいけません。
購入申込書は売買契約を締結する前の段階で、受け取った後に売主がどのような対処をするかによって契約となるかどうかが決まります。
そこで、こちらでは不動産売却時の購入申込書とはなにか、項目の見方や注意点についてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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不動産売却時に購入希望者から届く購入申込書とはなにか
購入申込書は、対象の物件を購入する意思を売主に対して明確に意思表示するための書面です。
書面には購入したい条件などが記入してあり、売主に希望条件の提示ができます。
仲介業者がいる場合には、仲介業者が申込書のひな型を用意しているので、購入希望者は書面の内容に沿って希望を記入するだけで完成します。
売買契約と異なり、あくまでも買主が売主に対象物件を購入する意思を伝えるものなので、申込書が届いたからと言って必ず契約につながるとは限りません。
売買契約ではないので、売主と買主の条件が合わない場合にはキャンセルが可能で、費用もかかりません。
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不動産売買における購入申込書の見方や記載項目について
記載項目にはまず申し込み日、買主に関する情報、購入希望条件が記載されています。
それぞれの見方として、申込日は記入した日なので届くまでに期間が空いていないかチェックしましょう。
買主に関する情報は、フルネームや住所だけでなく住宅ローンの借り入れ予定があるかを記入してあります。
申込書には年収や勤務先などの情報は開示されないので、住宅ローンを利用するかの項目も不動産会社によっては割愛される場合があります。
重要なのは購入希望条件で、売買価格は値下げ交渉をされる可能性があるのでしっかり確認してください。
ほかにも契約日や手付金についても記載されるので、納得ができる条件なのか判断しましょう。
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不動産売却時に購入申込書がきたときの注意点
購入申込書には売買価格、手付金、購入希望日、が注意点です。
売買価格は申込書のなかでもっとも重要なポイントで、売り出し価格に対して、購入希望者が購入したい希望価格を記載してくるので良く確認しましょう。
手付金については、期日までに買主が売主に支払うもので、売買代金の5〜10％の金額が一般的です。
売買契約が成立すれば手付金は売買代金の一部として充てられますが、万が一買主都合でキャンセルされた場合には手付金は返還する必要はありません。
住宅ローンの借り入れをする場合には、承認が下りないと売買契約を白紙に戻せる特約が付いている場合が多いので、審査が下りる金額なのか確認が必要です。
住宅ローンの審査が下りれば清算と引渡しがおこなえますが、購入希望日が以上に長く設定されている場合にはその理由をきちんと確認しておきましょう。
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まとめ
不動産売却時に購入希望者から届く購入申込書は、売買契約書とは違い購入の意思を表すための書類です。
購入希望条件などが記載されているので、しっかりチェックして納得ができる条件なのかを判断して契約に進むようにしましょう。
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