和歌山市の売買情報|センチュリー21 際 > センチュリー21 際のお役立ち情報一覧 > 土地のガス引き込みについて!確認方法や工事費用も解説

土地のガス引き込みについて!確認方法や工事費用も解説

土地のガス引き込みについて!確認方法や工事費用も解説

土地の購入を検討する際、ガス管が敷地内に引き込まれているかどうかは見落とせない重要な確認項目です。
ガスの引き込みがされていない場合、別途工事が必要となり、予想以上の費用や時間がかかる可能性があります。
さらに、土地の形状や道路との接し方によって、引き込み工事の難易度や総費用が大きく変わることもあるのです。
この記事では、ガスの引き込みが必要なケースにおける確認のポイントや、費用・注意点について詳しく解説します。

土地購入時にはガス管が引き込まれているか確認が必要

土地購入時にはガス管が引き込まれているか確認が必要

ガスは、日々の生活に欠かせないライフラインの一つです。
購入予定の土地にガス管が適切に引き込まれているかを事前に確認することは、後々のトラブルや予期せぬ出費を避けるためにも大変重要です。
以下では、具体的な確認項目について解説していきます。

重要事項説明書でのガス管の記載を確認

土地の購入時には、まず「重要事項説明書」をチェックしましょう。
この書類には、不動産の概要や法的規制に関する情報だけでなく、ガス管の引き込み状況やガスの種類(都市ガス・プロパンなど)、さらに負担金や整備予定金の有無なども記載されています。
とくに都市ガスを希望する場合は、前面道路にガス本管が通っているか、敷地内への配管が完了しているかを念入りに確認しておく必要があります。
これらの情報は「飲用水・電気・ガスの供給施設および排水施設の整備状況」欄にまとめられているので、購入前に詳細を把握しておきましょう。
疑問点があれば、早めに不動産会社に問い合わせ、記載内容と現地の状況に相違がないかを確認することが大切です。

役所でライフラインの情報を調査する

重要事項説明書だけでは不明点がある場合、市区町村の役所やガス会社を通じてさらに詳しく情報を収集できます。
たとえば「ガス導管図」を取得し、公図と照合することで、前面道路にガス本管が敷設されている位置や、その管径などを確認することが可能です。
管径によっては、供給可能なガス量が変わるケースもあるため、希望する利用状況に合ったガス供給が受けられるかどうかを確かめましょう。
個人でも手続きはできますが、調査項目が多岐にわたることもあるため、不動産会社と連携して進めるとスムーズです。
また、地域によってはガス以外のライフライン整備状況も同時に確認でき、建築計画を立てやすくなることがあります。

不動産会社を通じて現地の状況を確認

実際に現地を訪れ、ガス管の有無やメーターの設置状況を目視で確かめることも大切です。
前面道路の舗装状態や、他のライフライン(上下水道・電気など)の引き込み経路も併せて確認すると、工事が必要な範囲や費用をより具体的にイメージできます。
また、近隣の住民や管理組合などにヒアリングをおこない、地域のガス供給状況や過去の工事履歴を知っておくと、将来的なメンテナンスや追加費用の見通しにも役立ちます。
こうした手続きや確認作業を怠ると、購入後に予想外の出費が発生する可能性があるため、できるだけ早めに情報を集めておきましょう。

▼この記事も読まれています
マイホーム購入の際に知っておきたい!不動産購入時の年収について解説

土地のガスの引き込み工事の費用相場

土地のガスの引き込み工事の費用相場

土地の購入を検討されている皆さま、ガスの引き込み工事にかかる費用は把握されていますか?
ガスは日常生活に欠かせないエネルギー源であり、購入した土地で快適に暮らすためには、事前にガス工事費用を予算に組み込んでおくことが重要です。

引き込み工事の相場は数十万円程度が一般的

ガスの引き込み工事費用は、一般的に10万円から20万円程度が目安といわれています。
これはあくまで前面道路にガス本管が通っており、敷地内への配管も比較的短い場合の概算です。
道路との距離が長いほど施工範囲が広がり、費用も比例して高くなります。
また、本管が通っていない道路ではガス会社との協議により管を延長する場合もあり、その際の費用が利用者に大きくのしかかることもあります。

ガス管までの距離や地形によって費用が変動する

旗竿地のように道路に接する部分が狭く、敷地が奥まっている場合は、配管距離が長くなるため工事費が高額になりやすいです。
私道を掘削する必要があるときは、所有者や共有者から掘削許可を得るだけでなく、承諾料が生じるケースも少なくありません。
地盤の状況や障害物の有無によっても工事費用は大きく変動しますので、詳細な見積もりを複数社から取って比較することが大切です。
安易に最初の見積もりだけで決定せず、施工内容や追加費用の可能性などを丁寧に確認しましょう。
また、工事の際に道路を一時的に封鎖する必要がある場合は、近隣住民への周知や協力要請などの手続きが発生する点にも留意してください。

都市ガスとプロパンガスで費用の考え方が異なる

都市ガスを利用する場合は、前述の通り工事費用が発生し、距離や地形によって負担額が増減します。
一方、プロパンガスであればガスボンベを設置するだけで利用できるため、初期コストは都市ガスほどかかりません。
多くのプロパンガス会社では契約期間中、設備を無償で貸与してくれるケースがありますが、月々の料金は都市ガスより高めになる傾向があります。
長期的にはガス代の総額が変わってくるため、導入時だけでなく維持費も含めて検討することが肝心です。

▼この記事も読まれています
不動産購入前にチェック!固定資産税の計算方法と支払う時期を解説

土地のガスの引き込み工事の注意点

土地のガスの引き込み工事の注意点

土地の購入を検討されている皆さま、ガスの引き込み工事に関する注意点を十分にご存じでしょうか?
ガスは、安全性や将来のライフプランにも大きく影響するライフラインであるため、事前のチェックや交渉が欠かせません。

前面道路にガス管が通っているかを確認する必要がある

前面道路にガス本管がない場合は、新規に本管を延長する工事が必要となり、想定をはるかに超える費用負担が生じる場合があります。
重要事項説明書や「ガス導管図」で本管の有無や位置を必ず確認し、不動産会社やガス会社と工事可能かどうか、どの程度の費用が予想されるかを検討しましょう。
市街地では比較的導管が整備されていることが多いですが、地方などでは本管から遠いケースもあるため、地域の特性も把握しておくことが大切です。

旗竿地では配管の経路が複雑になりやすい

旗竿地は道路との接面が狭く、配管ルートを確保するのに時間や手間がかかりやすい傾向にあります。
他の敷地をまたぐ形で工事をおこなう場合、該当する土地の所有者との交渉が必要になることもあり、工期や費用に影響が出る可能性も否定できません。
高低差や、既設の構造物などによって工事計画が左右されることもあるため、早めに施工業者と下見をおこない、具体的な配管ルートを決めておきましょう。
このように、旗竿地では一般的な敷地と比較して検討すべき要素が多いため、時間と手間を十分に確保して計画を進めることが大切です。

私道の場合は他の所有者の同意が必要なケースもある

私道を掘削する際は、共有者全員の許可が必要となり、許可を得るために手続きや承諾料が発生する場合もあります。
許可が得られなかったり、条件が折り合わなかったりすると、計画自体を大幅に見直す必要が生じることもあります。
私道であっても、既にガス管が埋設されている場合は、それを利用できるかどうかを確認しなければなりません。
いずれにしても事前の協議をしっかりおこない、必要な書類や同意手続きの準備を整えておくことが、トラブルを回避する近道です。

▼この記事も読まれています
建売住宅の維持費を知りたい!必要な平均金額や節約する方法もご紹介

まとめ

土地を購入する際は、ガスの引き込み状況を確認し、ライフラインの整備状況を把握しておくことが大切です。
引き込み工事には費用や期間がかかるため、事前に見積もりを取り、追加費用の発生を防ぐ準備が必要です。
とくに、旗竿地や私道に接する土地では条件が複雑なこともあるため、丁寧な調査と確認を欠かさないようにしましょう。


≪ 前へ|和歌山市にある「粉河祭」の概要!歴史や神事の見どころもご紹介   記事一覧   事故物件の相続について!相続税や判断基準も解説|次へ ≫

トップへ戻る