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家の売却を有利に進める内覧のポイントは?準備・当日の対応・注意点を解説

家の売却を有利に進める内覧のポイントは?準備・当日の対応・注意点を解説

家の売却を有利に進めたいならば、内覧でうまくアピールすることが大切です。
しかし、内覧でどのような部分がポイントとなるのかがわからず、アピール不足になることがあります。
そこで今回は、家の売却を有利に進める内覧のポイントとして、前もって進める準備と内覧当日の対応、内覧時の注意点を解説しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。

家の売却で内覧前におこなう準備

家の売却で内覧前におこなう準備

内覧を成功させるには、前もっておこなう準備がポイントとなります。

準備①徹底した片付け・掃除

実際に内覧を受け入れ始める前には、徹底した片付けと掃除を準備としておこなう必要があります。
自分や家族が日常生活を送っている家には、多くの家具や家電、小物類が置かれています。
片付けと掃除を行い、モデルルームのような理想的な住まいに近づけることが、内覧前の準備の要点です。
もちろん、長年暮らした家では真新しい印象を与えることは難しいですが、できるだけ整理し、清潔感を出すことが重要です。
まず、家を売却したあとに新居へ持ち込まず処分予定の荷物については、内覧前に整理・処分しておきましょう。
不要な荷物があると、それだけで室内が狭く見え、内覧に訪れた人に開放感を与えにくくなります。
また、掃除については、玄関、リビング、水回りを重点的にきれいにしましょう。
玄関は室内で最初に目に入る場所であり、リビングは内覧の中心となる重要な空間です。
水回りの掃除が自分で難しい場合には、ハウスクリーニングなどの専門業者に依頼することを検討してください。

準備②おしゃれなインテリアで演出する

売却中の家をおしゃれなインテリアで演出する手法は、ホームステージングと呼ばれています。
ホームステージングには、専門家のコーディネートに基づいて家具などをレンタルし本格的に実施する方法と、小物をそろえて自分でおこなう方法があります。
費用を抑えて自分でインテリアを演出する場合は、フラワーアレンジメントや観葉植物を活用する方法があるでしょう。
フラワーアレンジメントは、玄関やダイニングテーブルなど、内覧者の視界に入りやすい場所に置き、観葉植物は自然な印象を加えたい場所に配置すると効果的です。

準備③スケジュールを調整する

内覧時には、仲介を担当する不動産会社が案内を行うのが一般的です。
しかし、住みながら家を売却する場合には、自分や家族が立ち会う必要があります。
より多くの買い手候補と接し、有利な条件で売却を進めるには、内覧希望を柔軟に受け入れられるようスケジュールを調整することが重要です。
仕事で多忙な方の場合、内覧対応は土日の午後のみと考えることがあるかもしれません。
しかし、買い手候補の中には、平日や午前中しか内覧できない方もいます。
より良い条件での売却を目指すには、家族や不動産会社と連携し、柔軟なスケジュール調整を行うことが求められます。

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家の売却で内覧当日におこなう対応

家の売却で内覧当日におこなう対応

内覧に向けた準備とともに、考えておきたいのが内覧当日の対応です。

当日の対応①換気の時間をとる

内覧当日は、買い手候補が訪れる前に一定時間換気を行うことが重要です。
住みながらの内覧では、生活臭が悪い印象を与えることがあります。
とくに、ペットと暮らしている家や喫煙者がいる家では、においが原因で交渉や契約に結びつかない可能性があります。
室内の清潔感や快適さを演出するためには、短時間ではなく、十分な時間をかけて換気を行いましょう。
換気が難しい場所については、においが残らないタイプの消臭スプレーを活用するのがおすすめです。

当日の対応②スリッパを準備する

内覧の際には、買い手候補と不動産会社の担当者だけでなく、売主である自分もスリッパを着用することが重要です。
普段は靴下で室内を歩く方であれば、来客用のスリッパを準備すれば良いと考えるかもしれません。
しかし、買い手候補の中には、靴下で室内を歩く様子を見て清潔感がないと感じ、購入をためらう方もいます。
内覧から条件交渉や契約に進むためには、細部にまで気を配り、より良い印象を与えることが大切です。

当日の対応③部屋を明るくする

内覧当日は、日中であっても室内の照明を点灯させておくことが重要です。
室内が明るく見えることで、買い手候補に好印象を与えることができます。
太陽の光が差し込む家であれば、照明を点灯させるとともにカーテンを開け、日当たりの良さをアピールすることをおすすめします。

当日の対応④アピールポイントをまとめておく

売却する家の内覧では、買い手候補に自由に室内を見てもらうだけでなく、売主への質問時間が設けられます。
このタイミングでは、買い手候補から投げかけられた質問に対して、誠実に答えることが重要です。
また、この家に住んだ場合のメリットについて、具体的なアピールポイントをまとめておきましょう。
買い手候補は、住んでいるからこそわかる家の魅力を知りたいと考えています。
夜間の治安の良さ、買い物や通院のしやすさ、子育てのしやすさなど、広告や地図ではわからない魅力を伝えましょう。

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家の売却における内覧の注意点

家の売却における内覧の注意点

内覧の準備と当日の対応をチェックしたら、内覧の注意点を押さえておきましょう。

注意点①売却期間中は定期的な掃除を心がける

内覧を受け入れる前には、徹底した片付けと掃除をおこないます。
しかし、連続して内覧を受け入れていると、毎日の生活によって少しずつ荷物が散乱したり、ほこりが溜まったりすることがあるでしょう。
こうした室内の乱れによる生活感は、自分では気づかなくても、内覧に訪れる方には気になるポイントとなります。
内覧に訪れる方に良い印象を持ってもらうためには、売却期間中の定期的な掃除を心がけることが重要です。
内覧前に慌てて掃除をするのではなく、毎日少しずつ掃除を習慣化することが効果的です。

注意点②当日は自由に見学してもらう

有利な売却を期待するあまり、内覧に訪れた方に対して積極的な会話やアピールをしてしまうことがあります。
しかし、買主の多くは、売主に遠慮せずに室内を自由に見学したいと考えています。
内覧が一段落したタイミングで質疑応答の時間が設けられるため、それまでは内覧に訪れた方の視界に入らない場所で待機するのが適切です。
売主が常に近くにいると、ゆっくりと見学することができず、結果的に契約に結びつきにくくなります。

注意点③自己判断で約束しない

内覧時に交わされる会話として、エアコンやカーテンレールなどの付帯設備について質問を受けることがあります。
買い手候補から契約条件に関連する質問があった場合には、無責任な約束をしないよう注意が必要です。
不動産売買契約の具体的な条件交渉は、不動産会社の担当者が同席している場で行われます。
内覧時に気軽な質問だと感じても、不確実な約束をしないように心がけましょう。
場合によっては、その後のクレームにつながるリスクもあります。
簡単なことでも大きな問題に発展する可能性があるため、自己判断で回答せず、必ず仲介担当の不動産会社に相談することが大切です。

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まとめ

家の売却で内覧前におこなう準備として挙げられるのが、徹底した掃除、インテリアによる演出、柔軟なスケジュール調整です。
内覧当日には、あらかじめ換気をおこない、部屋を明るくして買い手候補を受け入れましょう。
内覧時には、積極的なアピールは抑え、不確実な約束を自己判断で交わさないようにすることが注意点です。