
事故物件は解体すべき?メリットとデメリットについても解説

事故物件の売却を検討する際には、建物を解体するべきかどうかで悩まれる方も多いのではないでしょうか。
解体によって売却がしやすくなる反面、高額な解体費用や税金の負担が発生する点には注意が必要です。
また、解体が必ずしも有利に働くとは限らず、ケースによっては資産価値を下げてしまうこともあります。
この記事では、事故物件の解体に関するメリット・デメリット・費用面について、詳しくご紹介いたします。
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事故物件を解体するメリット

事故物件をそのまま売却する場合と、更地にして売却する場合では、売却の難易度や条件が大きく異なります。
以下では、事故物件を解体するメリットを3つの観点から解説いたします。
売却しやすくなる可能性がある
建物が残るままでは売却が長期化しがちですが、解体して更地にすると心理的抵抗感が薄れ、購入希望者が増えます。
また、更地となれば事故の痕跡やマイナスイメージが残りにくくなり、土地としての需要が高まりるでしょう。
さらに、不動産業者としても更地のほうが取り扱いやすく、市場での評価も向上しやすい傾向があります。
こうした理由から、とくに早期売却を希望する場合は、解体によって売却機会を広げる選択肢が有効とされているのです。
更地であれば、建物解体後に測量をおこない、敷地境界を明確にできるため、買主が新築計画を立てやすい点も評価されます。
なお、国交省23年調査では、更地化後の成約期間が平均約3か月短縮したとされています。
土地の用途が広がる利点
先述のように、事故物件を解体して更地にすることにより、土地の用途が格段に広がります。
建物が残ったままだと、その構造や規模により利用方法が制限される場合が多いです。
また、古い住宅や狭小の建物が残っていると、新たに建物を建てる際に設計や用途に制約が生じやすくなります。
一方、更地であれば、新築住宅はもちろん、駐車場や賃貸用地、店舗や事業用地としての転用も容易になるでしょう。
最近では、コインパーキングなど住居以外への転用を希望する購入者も増えており、柔軟な土地活用が求められています。
さらに、用途地域の制限内であれば、共同住宅や小規模店舗の建築も視野に入るため、投資家からの引き合いが強くなることも少なくありません。
このように、解体によって土地本来の価値を最大限に活かすことができ、結果として売却価格の上昇も期待できるのが大きなメリットです。
なお、EV充電スタンド用地など非住宅ニーズも高まり、都心では買付申込が増加傾向です。
物件のマイナスイメージを軽減できる
事故物件の売却では、物件に付随する心理的負担をいかに軽減するかが大きな課題となります。
ただし、更地にしても心理的瑕疵そのものは残り、宅建業者には引き続き告知義務が生じる点に留意が必要です。
建物がある場合、その場所で起きた出来事が想起されやすく、どうしても購入希望者の心理的なハードルが高くなりがちです。
しかし、解体してしまえば、物件としての過去の出来事が見た目から分かりづらくなり、土地として新たなスタートを切ることができます。
また、買主が建物内部を見学する必要がなくなる点も、心理的ハードルの低減に寄与します。
物件を解体することで、マイナスの履歴をできる限り目立たなくし、売却活動をスムーズに進める環境を整えることが可能です。
なお、更地化と同時に清祓いをおこなう売主もおり、心理的負担を和らげる工夫として一定の効果が報告されています。
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事故物件を解体するデメリット

事故物件の解体にはデメリットもあるため、慎重な判断が求められます。
費用面だけでなく、解体中の近隣トラブルや工期遅延もリスクとなり得るのです。
以下では、事故物件を解体することで起こるデメリットや負担する内容について、詳しく解説していきます。
固定資産税が上がる可能性
建物を解体すると、小規模住宅用地特例が外れ、固定資産税は最大で約6倍になることがあります。
また、適切に管理されないと「特定空家等」に指定され、行政からの指導や強制除却のリスクもあります。
さらに、税負担の増加は毎年のランニングコストに直結するため、長期的に保有する予定がある場合はとくに注意が必要です。
木造30坪を解体した結果、固定資産税が年8万円から約48万円へ跳ね上がったケースもあります。
土地の価格が下がることもある
解体しても、事故の履歴は告知義務が残るため、事故物件の土地は相場より2割から5割程度低く査定されるケースがあります。
また、心理的抵抗は、インターネット上の事故情報サイト等で簡単に共有されるため、価格低下の影響が長期化する恐れもあります。
解体にかかる費用の負担が発生
建物を解体するには、当然ながら費用がかかります。
解体費用は構造や坪数、地域によって異なりますが、木造の場合は1坪あたり2万円から4万円が相場です。
さらに、廃材の処分費や整地費用も加算され、総額が200万円を超えることもあります。
また、アスベストが含まれる場合は、除去に特別な費用が必要となり、負担はさらに増えます。
見積もりには、仮設工事や重機回送費が含まれるかどうかも確認し、追加請求を防ぎましょう。
さらに、近隣への事前挨拶や工事説明を丁寧におこなうことで、クレーム発生の抑止にもつながります。
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事故物件の解体費用は?

事故物件を解体する際、費用は構造や立地条件、廃材の内容によって大きく変動します。
費用を抑えるには、建材のリサイクル率を高める業者を選ぶといった工夫も効果的です。
さらに、省資源化を図ることで、環境負荷を減らす効果も期待できます。
以下では、事故物件を解体するうえでかかる費用について詳しく解説していきます。
建物の撤去費用の目安
解体費用の基準は、主に建物の構造と大きさによって決まります。
木造住宅では、1坪あたり2万円から4万円、鉄骨造は4万円から6万円、鉄筋コンクリート造は5万円から10万円程度が一般的です。
また、階数が多い建物や地下室を有する建物は解体作業が複雑になり、費用が加算されます。
また、老朽化した建物も崩落リスクや粉塵対策が必要になるため、手間とコストがかかる場合があります。
なお、一括見積サイトを活用すると、地域の業者から効率的に提案を受けられます。
ただし、解体業者によって見積もり条件や含まれる作業範囲に差がある点に注意しましょう。
廃材処分費用が加算されるケースも
建物を解体する際には、大量の廃材が発生します。
処分費用が見積もりに含まれているかを確認し、追加負担を避けることが大切です。
アスベスト含有建材がある場合は、除去費用が追加発生します。
また、ブロック塀や庭木、倉庫など付属物の撤去費も考慮が必要です。
さらに、産業廃棄物処理法に基づくマニフェストの発行義務もあり、書類管理の手間も想定しておく必要があります。
なお、解体工事完了後は、建設リサイクル法に基づく報告書の提出義務も生じるため、スケジュール管理が欠かせません。
立地や構造による費用の違い
重機が入りにくい住宅密集地や傾斜地では、作業効率が下がり、費用が割高になります。
また、都市部は騒音対策や交通規制への対応で工期が延び、人件費が増えることもあります。
なお、道路占用許可の取得が必要な場合は、申請費用や日数がかかる点にも留意しましょう。
さらに、補助金制度の最新情報は、自治体窓口や公式サイトで必ず確認しましょう。
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まとめ
事故物件の解体には、売却しやすくなるといった利点がある反面、費用や税金などの負担も発生します。
解体費用や固定資産税の変動など、経済的な側面を踏まえたうえで、冷静な判断が求められます。
物件の状態や市場状況を総合的に検討し、後悔のない選択をすることが大切です。
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