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新築一戸建ては空き巣に狙われる?防犯対策のポイントについても解説

新築一戸建ては空き巣に狙われる?防犯対策のポイントについても解説

新築一戸建ては外観が美しく設備も整っているため、安心して暮らせると感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、防犯面において注意が必要であり、一戸建ては集合住宅より狙われやすい傾向があると報告されています。
犯罪リスクは立地や建物の構造によって左右されることもあるため、対策を講じることが大切です。
この記事では、新築一戸建てにおける空き巣対策のポイントや、注意点について詳しくご紹介します。

新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすいことについて

新築一戸建ては空き巣の被害に遭いやすいことについて

警察庁の統計によると、令和5年に住宅で発生した侵入窃盗18,379件の約7割(13,490件)は、一戸建てで発生しています。
とくに、入居直後は防犯設備が後回しになりがちなため、狙われやすいと指摘されているのです。
まずは、新築一戸建てが空き巣被害に遭いやすい理由と、その対策について詳しく解説いたします。

統計

周囲の環境が整っていない新築住宅では、街灯が少なく近隣との交流も浅いため、不審者が目立ちにくい状況が生まれます。
こうした要素が、新築一戸建てを狙う空き巣にとって有利な条件となります。
統計が示すように、一戸建てへの侵入は周囲の目が行き届かない時期に集中するため、新築直後から地域の防犯パトロールや自治会との連携を図ることが欠かせません。

低層階

低層階、とくに一階部分は、空き巣にとって最短距離で侵入できるため狙われやすいです。
地面に近い掃き出し窓やベランダは、塀を越えるだけで手が届くので、侵入経路全体の約55%を占めるとされています。
一階は、室内の様子が外から見えやすく、カーテンが開いて留守が分かるとさらに危険です。
高い塀や植え込みで囲いすぎると視線が遮られ、犯行を助長する恐れがあるため、開放感と見通しのバランスを取ることが大切です。
雨どいや給湯配管を足場にして、二階へよじ登るケースも報告されており、バルコニー手すりの形状や外階段の有無もリスクを左右します。
とくにベランダが隣家と連続している場合は、犯人が横移動で複数戸に侵入するおそれがあるのです。
こうした構造的な弱点は、後付けの侵入防止柵や防犯フィルムで補強可能です。
防犯フィルムは、既存のガラスに貼り付けるだけで破壊に数分かかるようになり、侵入口の強化に手軽な選択肢となります。

セキュリティ

窓周りの強化は、防犯における最優先事項です。
補助錠を上下に設置して二重ロックとし、サッシ戸には内側から固定できるバーを取り付けると侵入までの時間を稼げます。
玄関や窓付近に人感センサーライトを設置すれば、不審者へのけん制効果が高まります。
必要以上に死角を作らず、レースカーテンや目隠しフィルターで室内を見えにくくすることも有効です。
ホームセキュリティ会社との契約も検討するとさらに安心です。
最近は、スマートフォンと連動するビデオドアベルや窓開閉センサーも手軽に導入でき、外出先からリアルタイムで異常を確認できます。
これらの機器を、住宅ローン減税対象の長期優良住宅仕様と合わせて計画すれば、コスト面も抑えられるでしょう。
家全体のセキュリティを一括管理できる統合アプリを使えば、窓の施錠忘れやセンサーの異常をスマートフォンに即時通知できます。

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空き巣に侵入されやすい新築一戸建ての特徴

空き巣に侵入されやすい新築一戸建ての特徴

新築一戸建てを購入する際、多くの方が快適な住環境や最新の設備に目を向けますが、防犯対策については後回しになりがちです。
しかし、新築一戸建ては空き巣の標的になりやすいという現実があります。
ここでは、空き巣に侵入されやすい新築一戸建ての特徴について詳しく解説いたします。

人目少ない

人通りが少ない立地では、不審者が見つかりにくく、空き巣の標的になりやすいです。
住宅街の奥まった場所や、高い塀で囲まれた家は外部からの視線が遮られます。
加えて、街灯が少ない夜間は暗がりが多く、侵入を試みやすい環境になります。
購入前に夜の周辺環境を確認し、玄関周辺にセンサーライトを設置する、植栽の高さを抑えるなどの対策で視線と明るさを確保しましょう。
防犯上は視線を遮らないオープン外構が推奨されますが、プライバシーの確保も必要なため、トレリスや低木を組み合わせると効果的です。
また、防犯カメラの存在を示すステッカーやダミー機器でも一定の抑止力を期待できます。
視界が開けている道路に面していても、夜間に人が通らない場所では自動録画式のフラッシュライトが効果を発揮します。

留守

共働きや長期不在で留守がちな家庭は、空き巣に狙われやすいです。
郵便物が溜まる、夜間も照明が点灯していないなどのサインで不在が判断されます。
タイマー式照明で在宅を装い、郵便物の一時停止を利用しつつ、近隣と連携して不在時の見守りを依頼すると効果的です。
令和5年の統計でも、侵入手口の約59%が留守宅を狙った空き巣でした。
スマートスピーカーで、自動的に音楽や人の話し声を流す仕組みを取り入れると、不在を悟られにくくなります。
長期旅行の際は、SNSでリアルタイムに外出を公表しないことも重要な心がけです。
外から留守を悟らせない工夫として、宅配ボックスや置き配バッグを利用し、玄関前に荷物が放置されるのを防ぐ方法も有効です。

防犯

補助錠やセンサーライトが無い家、雑草が伸び放題の庭などは管理が行き届いていない印象を与え、侵入リスクが高まります。
脚立や物置が足場として利用されるケースもあるため、屋外に道具を出しっぱなしにしないことが大切です。
定期的な庭の手入れと防犯カメラの導入で、防犯意識の高さを示しましょう。
外周のセンサーライトとカメラを連動させると、映像に日時と照度が記録され、万一の場合の証拠能力が高まります。
エクステリアのデザイン段階で、配線用のPF管を埋設しておけば、将来の機器追加も容易です。
剪定済みの植栽に低照度LEDを埋め込むと、美観を保ちながら常時わずかな明るさを確保でき、犯罪者の心理的負担を高めます。

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新築一戸建てにおすすめの防犯対策

新築一戸建てにおすすめの防犯対策

新築一戸建ての購入を検討する際、快適な住環境や最新の設備に目を向けがちですが、防犯対策も同様に大切です。
とくに、空き巣被害を未然に防ぐためには、住宅の各部位に適切な対策を講じる必要があります。
最後に、新築一戸建てにおすすめの防犯対策について、窓、玄関、外構の三つの観点から詳しく解説いたします。

窓は、最も狙われやすい侵入口です。
補助錠を上下に取り付けて二重ロックとし、防犯ガラスを導入すれば割り破りにも強く、侵入までの時間を大幅に延ばせます。
併せて窓付近にセンサーライトを設置し、侵入を試みる前に威圧することが効果的です。

玄関

玄関ドアには、ピッキング耐性の高いディンプルキーなどを採用しましょう。
ドア周辺に人感センサー照明を設置すると、不審な動きを強い光で照らし撃退できます。
アプローチから駐車場まで照明を連動させれば、夜間の安全性がさらに向上します。

敷地内の防犯カメラは録画だけでなく、「見られている」という心理的抑止力を生みます。
塀やフェンスは、適度な高さと格子状デザインで視認性を確保し、死角を作らないことがポイントです。
明暗センサー付きの庭園灯を併用すれば、夜間も敷地全体をほどよい明るさで包み、防犯と景観を両立できます。

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まとめ

新築一戸建てはプライバシーを確保しやすい一方で、外部からの目が届きにくく空き巣の標的になりやすい傾向があります。
人通りの少なさや昼間の不在時間が長いことが、侵入リスクを高める大きな要因とされています。
防犯性を高めるには、鍵の強化や外構の工夫などを取り入れ、購入時から意識して備えることが大切です。

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センチュリー21際

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