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リノベーションとは?マンション購入時に知っておきたいポイントを解説!

リノベーションとは?マンション購入時に知っておきたいポイントを解説!

購入するマンションを探していると、「リノベーション済み」などの表記を見かけることがあるでしょう。
リノベーションについて知らないと、購入するべきか判断できず、悩んでしまうかもしれません。
そこで今回はリノベーションとはなにか、リフォームとの違いや得られるメリットなどを解説します。
リノベーションマンションの購入をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

マンション購入時に知っておきたいリノベーションの概要とは

マンション購入時に知っておきたいリノベーションの概要とは

リフォームに比べると、リノベーションは聞き慣れない言葉かもしれません。
住まいに長く快適に暮らすためにおこなう工事のことを、リノベーションと言います。
そのように聞くと、リフォームと同じだと思う方もいるでしょう。
けれど、厳密に言うとリノベーションとリフォームには違いがあります。
まず、それぞれの概要を確認しておきましょう。

リノベーションの概要とは

リノベーションとは、住まいの性能を向上させたり、価値を高めたりするためにおこなう大規模な工事のことです。
英語の意味は「革新」や「刷新」であり、現状の物件をつくり変えて機能を刷新し、新しい価値を生み出す改修がリノベーションです。
たとえば、リノベーションには以下のような工事が挙げられます。

●家族とのコミュニケーションを増やすためにキッチンを独立型からオープン型に変更
●耐久性や耐震性を高めるために壁を補修
●部屋の内装を一般的なものから北欧風のデザインに変更
●ファミリー向けの3LDKを一人暮らしに適した1LDKにした


このように、リノベーションは生活環境や好みなどに合わせて住まいを自由にアレンジできるので、近年人気が高まっています。
販売中のマンションがリノベーション済みの場合は、想定される購入者が暮らしやすいように、間取りや内装などがつくり替えられていると考えられるでしょう。

リフォームの概要とは

リフォームとは、元に戻すための工事のことです。
基本的には、経年劣化した住まいを元の状態にするためにおこなわれる、部分的な改修工事がリフォームです。
たとえば、破れた壁紙の張り替えや古くなったキッチンの取り換えなどは、リフォームに該当します。
傷が付いてしまった建具や設備の補修、経年劣化した玄関タイルの交換などもリフォームに当たります。
このように、リフォームはマイナス状態のものを元に戻すことを目的とした工事です。
一方、リノベーションの目的は機能や価値の向上であり、元の状態以上にするためにおこなわれます。

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マンションのリノベーションとリフォームとの違いとは

マンションのリノベーションとリフォームとの違いとは

リノベーションとリフォームの概要を確認すると、似ているようで実は大きな違いがあることを感じられたのではないでしょうか。
マンションを購入する際は、2つの違いを把握していると役立つことがあります。
リノベーションとリフォームのおもな違いには、以下の3点が挙げられます。

●定義
●工事の規模
●住まいの性能


どのような違いなのか、具体的に確認しておきましょう。

リノベーションとリフォームの違い①定義

リノベーションとリフォームは、定義が違います。
リノベーションの定義は、住まいに付加価値を与えることです。
一方、リフォームの定義は劣化や故障する前の状態に戻すことです。
つまり、マイナスをプラスにするのがリノベーション、マイナスをゼロに戻すのがリフォームだと言えます。

リノベーションとリフォームの違い②工事の規模

リノベーションとリフォームの違いには、工事の規模も挙げられます。
リノベーションのほうが工事の規模が大きく、リフォームは比較的小規模な工事であることが多いでしょう。
その理由には、それぞれの定義の違いも関係します。
リノベーションは住まいに付加価値を与えることが定義であり、そのために必要な工事は基本的に規模が大きくなります。
たとえば、間取りを大きく変更する際は、壁や床などを解体して躯体構造だけにするフルスケルトンと呼ばれる工事が必要なこともあるでしょう。
一方、リフォームは劣化や故障を直すことが定義であるため、工事は部分的であることが多く、リノベーションに比べると小規模です。

リノベーションとリフォームの違い③住まいの性能

工事後の住まいの性能も、リノベーションとリフォームでは違います。
リノベーションは住まいに付加価値を与えることが定義であるため、工事後は住み心地が向上します。
断熱や採光、省エネや耐震などの性能を大きく向上させることが可能であり、住まいの性能は新築のとき以上になるでしょう。
一方、リフォームは劣化や故障する前の状態に戻すことが定義であり、工事内容は内装や設備の交換にとどまります。
そのため、工事後の住まいの性能は、新築時と同等もしくはそれ以下になる可能性があります。

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リノベーション済みマンションを購入すると得られるメリットとは

リノベーション済みマンションを購入すると得られるメリットとは

リノベーションとリフォームの違いを把握したら、最後にリノベーションマンションを購入するとどのようなメリットを得られるのか確認しましょう。
リノベーションマンションを購入すると、多くのメリットを得られます。
ただし、デメリットが生じる可能性もあるので、そちらも確認しておきましょう。

リノベーションマンションを購入すると得られるメリットとは

リノベーションマンションを購入すると得られるおもなメリットは、以下の4つです。

●実際に見てから購入できる
●新築マンションよりも価格が安い傾向にある
●すぐに入居できる
●工事をする手間が省ける


新築マンションは竣工前に契約することが多く、その場合は実際の物件を見ることができません。
その点、リノベーションマンションは実際に見てから購入できることがメリットです。
設備や内装はもちろん、日当たりや眺望なども確認できるので、実際の生活をイメージしやすいでしょう。
また、新築マンションより価格が安い傾向にあることもメリットです。
中古マンションであるため、きれいな状態で新しい設備が整っていても、価格は新築マンションより安いことが多いでしょう。
同じような条件や広さの物件を比較すると、中古マンションのほうが2~3割ほど安い可能性があります。
そして、リノベーション工事が完了しているので、購入後はすぐに入居できます。
ご自身で工事を手配する必要がなく、手間や時間をかけずに済むこともメリットでしょう。

リノベーションマンションの購入で生じるデメリットとは

リノベーションマンションを購入すると多くのメリットを得られますが、デメリットもあることに注意が必要です。
たとえば、一見新しく見えても中古マンションであるため、性能や設備が不十分な可能性があります。
部屋自体はきれいでも、共用部分が古いままのこともあるでしょう。
また、すでに工事が終わっているため、ご自身の目で過程を確認することができません。
そのため、見えない部分もしっかりと施工されたかどうかわからず、場合によっては不安を感じることがあるでしょう。
そして、物件の選択肢が少ないこともデメリットです。
リノベーションマンションの数はそれほど多くはなく、希望するエリアに販売されていない可能性もあります。
リノベーションマンションだけを選択肢にすると、物件探しに時間がかかることがあるでしょう。

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まとめ

リノベーションとリフォームには違いがあるので、マンション購入時は把握しておくと良いでしょう。
リノベーションマンションには、きれいで設備が新しい物件を、新築より安価に購入できるなどのメリットがあります。
ただし、デメリットが生じる可能性もあるので、そのこともしっかりと理解したうえで購入を決断しましょう。