国際的なイベントが開催される国では景気が向上し、不動産の相場価格も上昇することが多いですが、「東京オリンピック」ではどのような影響があったのでしょうか。
また2025年には同じく国際的な催しとして「大阪万博」が開催される予定ですが、どのような影響が予想されるのでしょうか。
今回は東京オリンピックの不動産に与えた影響と、大阪万博によって予想される影響を解説いたします。
東京オリンピックが日本の不動産に与えた影響とは?
オリンピックが開催される国では、その開催地に国内外から多くの選手や関係者がやってきます。
そのため開場となる競技場だけでなく、選手村なども整備する必要があります。
また大勢の観客も一緒に開催地周辺へ押し寄せるため、会場周辺の開発にあわせて空港や電車などの公共交通機関も整備されることが多いです。
さらに多くの人々が集うということは、宿泊するためのホテルや、お土産品などを購入できる商業施設、観光施設やスポットの需要も増大します。
このようにオリンピックが開催される国では、消費が促進されるだけでなく、雇用の増加や周辺の大規模な再開発も発生します。
それに伴って土地の需要も高くなるため、オリンピックの開催によって不動産価格も高くなることが多いのです。
しかし東京オリンピックは、新型コロナウイルス感染症の影響によって、無観客での開催となってしまいました。
そのため見込まれていたほど不動産価格は上昇しませんでしたが、おかげでオリンピック開催後にバブルが弾けることもありませんでした。
オリンピック開催後も、不動産価格は緩やかに上昇しつつあります。
大阪万博が日本の不動産に与えると予想される影響とは?
2025年には、同じく国際的なイベントである万博が大阪の夢洲で開催される予定です。
それに伴い、大阪では駅周辺の再開発や鉄道新線の建設、宿泊施設の開業などが相次いでいます。
とくに大阪駅の「うめきた」エリアの再開発や、大阪メトロ中央線の夢洲への延伸などが注目されています。
実際に現時点でマンションをはじめとする大阪の不動産価格は上昇しており、今後も大阪万博に向けて上昇を続けると考えられるでしょう。
また今後の新型コロナウイルスの動向次第にはなりますが、来場者数や経済効果も東京オリンピックを大幅に超えると予想されています。
万博後も大阪IRの誘致やリニア中央新幹線の開通、JRなにわ筋線の開通などが予定されているため、大阪の不動産価格は今後も上昇する可能性が高いといえます。
まとめ
国際的なイベントが開催される国では、景気が向上し、それに伴って不動産価格も高くなる傾向にあります。
東京オリンピックは新型コロナウイルスの影響で、期待したほど不動産価格は上昇しませんでしたが、不動産バブルが弾けることもなかったため、現在も不動産価格は堅調に上昇しています。
今後は2025年の大阪万博に伴って、大阪の不動産価格も上昇する可能性が高いため、動向を注視していきましょう。
私たちセンチュリー21 際は、さまざまな不動産を取り扱っています。
不動産投資や住宅ローンなどのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓