国によって認められた住宅の1つに「長期優良住宅」があります。
長期優良住宅を購入すれば減税や住宅ローン金利の優遇などさまざまな恩恵を受けられますが、そもそも長期優良住宅とはどのような家なのか、デメリットはないのかなど疑問を感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、長期優良住宅の特徴や購入するメリット・デメリットについて解説します。
長期優良住宅とはどんな家?
長期優良住宅とは、国が定めた「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づいて認定された家のことです。
認定を受けるには断熱性や耐震性、バリアフリー性、メンテナンス性などに優れているかどうかといった条件をクリアする必要があります。
それぞれの専門用語が何を示しているのかは一般の購入者にはわかりにくい点がありますが、購入を検討する家が長期優良住宅に認定されているかを見れば、良い家なのかどうかが一目瞭然です。
一般の購入者でも家の良しあしがわかりやすい点は何よりものメリットでしょう。
長期優良住宅を購入するとどんなメリットがある?
長期優良住宅を購入するメリットの1つに、金利が優遇されたフラット35Sを利用できる点があります。
フラット35よりも当初の5年間で0.5%、6~10年目で0.25%金利が引き下げられるため、住宅ローンを利用して家の購入を考えている方にとってはメリットが大きいでしょう。
また、固定資産税の税額が5年間半分に減額される点もメリットの1つです。
不動産を購入した際に納めなければならない不動産取得税の控除額も一般住宅が1,200万円なのに対して、長期優良住宅は1,300万円へと優遇されます。
たとえば2,000万円の家を購入した際の不動産取得税を計算してみましょう。
一般住宅では「(2,000万円-1,200万円)×3%=24万円」なのに対して、長期優良住宅では「(2,000万円-1,300万円)×3%=21万円」と3万円分の節税が可能です。
長期優良住宅を購入するとどんなデメリットがある?
長期優良住宅を購入するデメリットの1つに、定期的なメンテナンスが不可欠な点が挙げられます。
もし長く快適に住むために必要なメンテナンスをしていないと判断されると、認定が取り消される可能性があるため注意が必要です。
また、購入費用が割高になる点もデメリットといえるでしょう。
長期優良住宅の認定を得るには必然と構造や設備のグレードが上がるため、その分、一般の住宅よりも割高になる傾向にあります。
まとめ
長期優良住宅は一般住宅よりも費用が高く、定期的にメンテナンスをしなければならないデメリットもあります。
しかし減税や住宅ローン金利の優遇などの恩恵を受けられるため、長期的に見ればメリットは大きいでしょう。
長期優良住宅を購入する際は、メリットとデメリットをしっかりと検討することをおすすめします。
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