不動産売却時に値引き交渉がおこなわれるケースは珍しくありません。
しかし、実際に交渉されたときの対応としてどうするべきなのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産売却時の値引き交渉について、売却価格を設定する際のポイントや値引き交渉を想定した対策も含めて解説します。
不動産売却における値引き交渉への対応はどうする?
値引き交渉は多くの場合、買主から不動産会社をとおしておこなわれます。
値引き交渉には絶対に応じなければならないというわけではありませんが、応じたほうがスムーズな売却につながる場合も多いため、慎重に判断することが大切です。
まず、値引きの相場は購入価格の5~10%程度といわれているため、具体的にいくらぐらいまで値引き交渉される可能性が高いのかを確認しておきましょう。
それを踏まえたうえで、どこまでなら値下げしても良いのかを決めておくのがおすすめです。
買主から直接値引き交渉された場合は、すぐに判断せず、不動産会社のほうから追って連絡する旨を伝えてください。
不動産売却における価格設定のポイント
不動産売却時に値引き交渉がおこなわれるのは一般的なことなので、あらかじめそれを想定した価格設定が必要です。
まずは売却したい不動産の資産価値や売却相場を調べ、売却にかかる費用経費がいくらぐらいになるのかを算出しておきましょう。
売却したい時期に応じた価格設定にすることが重要なので、なるべく早く売却したいのであれば相場より安く売り出す必要があります。
ある程度余裕があるなら、値引き分をあらかじめ上乗せして価格を設定するのがおすすめです。
不動産売却において値引き交渉を想定した場合の対策とは?
不動産売却で損をしないための対策として、売り出し直後の値引き交渉には応じないようにしましょう。
早い段階で値下げに応じてしまうと、さらなる値引き交渉をしてくる可能性があります。
値下げを始めるタイミングとしては、売り出してから3か月たつまではそのままの値段で待ってみるのがおすすめです。
それでも問い合わせや内見希望者が出てこなければ、少しずつ値引きすることを検討しましょう。
もし、想定していた金額よりも高額な値引きを交渉された場合は、きっぱりと断るようにしてください。
まとめ
「不動産売却に値引き交渉はつきもの」といわれていますが、実際に交渉されたときにどうするべきなのか、対応の仕方について事前に確認しておくのがおすすめです。
値引き交渉を想定した価格設定や対策についてもチェックしておき、慎重に進めていくようにしましょう。
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