土地の売却を検討する際には、目安とするために土地の査定価格を知っておきたいという方は多いです。
しかし、土地の査定価格はさまざまな要素が関係するため、単純に査定できるものではありません。
そこでこの記事では、土地の査定方法に関係する3つのポイントについて解説します。
土地の査定に用いる公的評価と取引事例比較法とは?
土地の査定をおこなう際に利用する方法は、主に「公的評価」と「取引事例比較法」の2つです。
まず公的評価とは、土地の公的な評価額を確認する方法で、「公示地価(または基準地価)」「相続税路線価」「固定資産税評価額」の3つがあります。
公的評価の種類によって調査機関や調査目的が異なるので、特徴の違いを理解しておくことが必要です。
次に取引事例比較法とは、近隣の成約事例を基に土地の査定をおこなう方法です。
取引事例は多数あるため、可能な限り似た条件で最近の事例を参考に査定するのが基本です。
ただし、事例が少ない場合には条件を変更するなどして査定をおこないます。
なお、詳細な査定額を知りたい場合には、不動産会社に依頼するようにしてください。
土地の査定方法と前面道路との関係とは?
土地の査定で重要になる要素の一つとして「前面道路の幅員」が挙げられます。
前面道路の幅員によって土地の容積率に制限がかかり、その土地に建てられる建物が制限されるためです。
仮に前面道路の幅員があまりに狭いと建築できる家の延床面積も狭くなってしまうので、土地の価格が安くなってしまいます。
土地の査定をおこなうなら、前面道路の幅員が土地の価格に影響することを理解しておきましょう。
なお、幅員だけでなく土地の間口の広さや角地なのかによっても査定価格が変わります。
たとえば、間口が狭いと土地の使い勝手が良くないため、査定価格は低くなりやすいです。
また、角地は中間地よりも日当たりや風通しが良いため、査定価格が高くなる傾向にあります。
このように前面道路の広さなどによって土地の査定価格が変わることを理解しておきましょう。
土地の査定方法と土地の形状の関係とは?
土地の形状も査定に大きく影響する要素の一つです。
一般的に正方形などの形が整った「整形地」であるほど土地の査定額は高くなります。
一方で、旗竿地などの「不整形地」は整形地と比較して建物の配置などが制限されるため、査定価格が低いです。
ただし、土地が広い場合は多少不整形な土地であったとしても建物を建てるのに大きな制限がかからないため、形状による価格差は大きくなりません。
まとめ
土地の査定方法は複数あるうえに形状などさまざまな要素によって査定額に影響を与えます。
そのため、自身で査定をおこなう場合はこの記事で解説したポイントを理解したうえで査定をおこなうようにしてください。
また、詳細な査定については不動産会社に依頼することをおすすめします。
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