築年数が古く、建物としての資産価値がない古家が建っている土地は更地よりも購入価格が安くなるのが一般的です。
また、その古家が事故物件であった場合、購入に際してどのようなメリットやデメリットがあるのかが気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は事故物件を購入するメリット・デメリットにくわえ、購入時の注意点を解説します。
事故物件の価格が安い理由とは
事故物件とは、建物内で発生した事件や事故などによって人が亡くなった家のことです。
購入に際して買主が心理的嫌悪感を抱く可能性が高いことから、心理的瑕疵物件とも呼ばれます。
事故物件を売却する際には売主に告知義務が課され、期限に制限はありません。
事故物件にわざわざ住みたいと考える方の割合は少なく、流通性が低いことから、販売価格は周辺相場よりも割安になることがほとんどです。
古家付きの事故物件を購入するメリット・デメリット
事故物件を購入する最大のメリットは、通常の物件より販売価格が安く設定される点にあります。
事件や事故の内容によって値下げ率は異なりますが、孤独死や病死の場合は相場よりも1割程度、自殺の場合は2~3割程度、価格が下がるのが一般的です。
古家を解体すれば事件や事故の痕跡は消せるため、土地を安く購入して新たな住宅を建てたいと考えている方には理想の物件といえるのではないでしょうか。
ただし、たとえ事故物件を解体したとしても、告知義務がなくなるわけではありません。
事故物件の資産性は低いので、仮に売却を検討することになった場合に相場よりも安く売らざるを得ない点はデメリットです。
事故物件の古家付き土地の購入を検討するときの注意点
古家付きの土地を購入した場合、古家の解体費用は基本的に買主が負担しなければならない点に注意が必要です。
余計な費用がかからないよう、事前に物件内の残置物はすべて処分してもらうように交渉しましょう。
また、事故物件となった要因についてもしっかり確認しておくことが重要です。
事件や事故の内容によって将来的な資産価値が大きく変わるため、できるだけ心理的瑕疵の度合いが低い物件を選ぶことをおすすめします。
一方、土地ごとにそれぞれ建てられる建物の制限が定められているので、新築を検討している際には自分たちの希望の家を建てられるかどうかの確認も必須です。
まとめ
古家が事故物件であった場合は周辺相場よりも安く購入できるため、浮いた費用を新築工事費に回せるメリットがあります。
しかし古家の解体工事費を負担しなければならない、通常の物件よりも資産性が低いなどのデメリットがある点に注意が必要です。
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