親子で同居を考えている方の中には、住宅ローンを組めるかを不安に感じている方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、親子リレーローンです。
親子リレーローンは親子で協力して住宅ローンを支払えるので、自分ひとりでローンを払えるか自信がない方でも安心して利用できます。
今回は、親子リレーローンのメリットや注意点についてご紹介します。
この記事の執筆者
センチュリー21際 ブログ担当
【 資格：宅地建物取引主任者、木造ハウジングコーディネーター、ファイナンシャル・プランニング技能士】得意な物件は売買物件。
全般センチュリー21際では、和歌山市を中心に不動産売買・設計・リフォームなど土地・建物に関することを総合的に行っております。「顧客第一・地域密着」をモットーにお客様に満足していただけるよう、不動産売却・購入をサポートさせていただきます。
親子リレーローンの仕組み
親子リレーローンとは、親子で1つのローンを契約して住宅を購入し、2世代にわたって住宅ローンの返済を行う仕組みです。
最初は親が住宅ローンを支払い続けますが、親が定年退職をしたときに子どもがローンを引き継いで返済する仕組みになっています。
基本的に自分ひとりで住宅ローンを契約する予定の方は、80歳までに完済しなければいけません。
そのため年齢によっては長期返済での借り入れができず月々の返済額が高額になることがあります。
しかし、親子リレーローンを利用することで子どもの年齢で計算できるので、住宅ローンの支払いを最長35年計算で組めるので、ひと月の支払い額が少なくなります。
ちなみに、申し込み条件としては親子共に安定した収入を得ていることや、親か子の団体信用生命保険への加入が必要です。
金融機関によっては親子が同居でなければ、親子リレーローンを利用できない場合もあるので、事前確認をしましょう。
親子リレーローンを利用するメリット
親子リレーローンを利用すると、借入可能金額が高くなるメリットが得られます。
住宅ローンを借りる際の年収は親と子を合算した金額となるからです。
そのため、自分一人では借り入れできなかった金額が、親子リレーローンでは借り入れできます。
また、先ほど解説したように親子リレーローンは2世代にわたって返済ができるため、返済期間に余裕ができるでしょう。
返済期間に余裕ができれば、毎月の返済額を抑えられます。
さらに、親子リレーローンには住宅ローン控除が使用できるメリットがあります。
住宅ローン控除とは、住宅のリフォームや購入をした場合に一定要件を満たせば住民税や所得税が減税される制度です。
住宅ローン控除では一人21万円の控除ができるので、親子リレーローンでは42万円の控除が受けられます。
親子リレーローンの注意点
親子リレーローンに申し込んだら、別の住宅ローンを組めなくなります。
そのため、将来転勤で別の地域に住む可能性がある場合は親子リレーローンの申し込みを慎重に検討しましょう。
また、親子リレーローンを利用して購入した物件は、相続遺産の対象になるため、子どもが複数いる場合はトラブルが起きないよう準備しておきましょう。
事前に家族で話し合い、遺言書を作成しておくことで対策できます。
まとめ
親子リレーローンを利用することで、借入可能金額が高くなったり、返済期間が長くなったりと、さまざまなメリットが得られます。
その一方で、別の住宅ローンを組めなくなる注意点も存在しています。
親子リレーローンについてあらかじめ把握したうえで、利用の判断をしましょう。
私たちセンチュリー21 際は、さまざまな不動産を取り扱っています。
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