住宅ローンは、手元に資金がなくても不動産が購入できる便利なシステムです。
しかし住宅の種類や状態によっては、なかなか審査に通りにくい場合もあるでしょう。
今回は中古マンションについて、住宅ローンは組めるのか、ローンを組んだ際にどのような制限があるのかを解説します。
審査に通りにくい物件の特徴にも触れるので、中古マンション購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
中古マンションの購入で住宅ローンは組める?
中古マンションの購入時は、新築購入時と同様に住宅ローンを組むことが可能です。
金融機関によっては、リフォーム・リノベーションなどの工事費用、仲介手数料などの諸費用も含めた融資も受けられます。
ただしその場合は借り入れ金額が大きくなるため、購入費用だけの融資にくらべて審査が厳しくなる可能性があるでしょう。
将来的に返済が必要な金額も増えるので、資金計画には注意が必要です。
また、手付金は売買契約を結んだ際に現金や銀行振込で支払うことになるので、借り入れ金額には含められません。
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中古マンション購入時に住宅ローンが受ける制限
中古マンションを購入する際に住宅ローンを使用した場合、購入する物件の状態によって融資の内容に制限を受ける可能性があります。
制限の1つとして挙げられるのは、築年数による返済期間の制限です。
建物は構造によってそれぞれ法的に資産価値を保てる期間、法定耐用年数が決められています。
一部の金融機関では、法定耐用年数を超えるような返済期間を設定できません。
鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年なので、築30年の中古マンションとして購入した場合、17年以内の完済を求められることになります。
もう1つの制限は、借り入れ金額に関する制限です。
中古マンションは新築マンションにくらべ担保価値が低いケースが多いため、希望どおりの金額を融資してもらえない可能性があります。
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住宅ローン審査が通りにくい中古マンションの特徴
住宅ローン審査が通りにくい中古マンションとしては、旧耐震基準の物件、再建築不可の物件、借地権付きの物件が挙げられます。
1981年6月1日より前に建築された旧耐震基準の建物は、とくに担保評価額が低くなるため審査に通りにくいのです。
接道義務や建ぺい率を満たしていない再建築不可の物件は、火災などで建物が損害を受けても新しい建物を建てられません。
買主だけでなく金融機関にとってもリスクが高いため、基本的に審査が通りにくいと考えたほうが良いでしょう。
借地権付きの物件とは他人に土地を借りて建てられている物件であり、ローンを組んで購入するためには地主の許可を得なくてはいけません。
自己所有の土地にくらべて担保価値が低くなるため、ローンの審査は通りにくいです。
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まとめ
中古マンションは新築のマンションと同様にローンを組めるのですが、返済期間や借り入れ金額に制限を受ける可能性があります。
一部の物件は審査に通りにくい場合もあるため、購入を決める前に耐震基準や再建築が可能かどうかを確認しておきましょう。
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